今回は過去の売上データの活かし方です。
これって意外と難しい話で、
どの切り口でどう使うかによって
良くも悪くも全く違う結果を招いてしまう事すらあります。

という事で、みなさん こんにちは。
中小 小売業の利益改善コンサルタント、専田政樹です。
この肩書も最近は全く、どもらずに言えるようになりました(^^ゞ

さて、店舗の利益改善 虎の巻【32巻】です。

さぁ冒頭申し上げた過去データの活かし方ですが、
まずは過去データってどんなものがあるの?という
話しが必要だと思います。

この切り口、もちろん様々なものがありますので、
少しずつお話をしていきましょう。

まずは時間軸ですね。
前回は現在完了形という話しをしましたが、
今回は過去なので、
近いものからいくと、

■時間別(何時間前)

■時間帯別(日別の同じ時間帯)
  おとといの12時と、昨日の12時と、
  今日の12時を比較といった感じ。
  おとといと、昨日と、今日…

■曜日別
  先週の月曜日と、今週の月曜日…

■週別
  先週と今週…

■月別
  先月と今月…

■年別
  去年と今年…
  昨年度と今年度…

また、同じ時間軸でも
先月の1週目と今月の1週目とか
昨年の今日と本年の今日とか、
過去の一定期間と比較するタイプもあります。
昨年比というタイプですね。

また先週と今週という比較をする際に
前週比という見方をする事もあります。
これは、売上に伸び具合や、
落ち具合をみるタイプのものです。

まだまだ続きます。

■天候別
晴れの日、くもりの日、雨の日…
これも大きな差を産みます。
またぱっと考えると晴れの日の方が、
売れそうな気がしますが、
一概にそうではありません。

競合状況や店舗の設備などによっては
雨の日の方が売れる店もあります。
狭域商圏の小型店で、
かつ徒歩、自転車マーケットのお店は
晴れ型店舗の事が多いです。
一方で休日や祝日にからっと晴れると、
遠方の大きな公園に家族でおでかけをする、
あるいは郊外型のショッピングセンターへでかける、
など小型店には買いにこないで
終わってしまうケースもあります。

晴れれば良いというものでもないのです。

■気温別
 ◯度の時は△が売れる

■気温変化別
 ☆度まで下がったら◇が売れる

■気温変化差分
 昨日より◯度上がったら冬でも△が売れる

温度変化はほんとうに奥深いです。
地域によっても違いますし、
しっかり統計をとらないと
わかりません。

私の場合、初めて勤務した店が
北海道の札幌市だったので、
このポイントには敏感になりました。

後で詳しくお話ししますが、
秋の長袖は20度下回ると爆発します。
その段階でのアウターはナイロン一重ですが、
10月末から11月頭の降雪で、
厚手のコートが売れ始めます。
そして雪が積もると今度は更に厚手のものに
売れ筋が変化します。

季節や温度に応じて、
場面転換のタイミングを待ち構えて
売場を作っていくわけです。

という事で、過去データにも
実に様々な切り口があるものです。

こんな時にこんなデータを使うと、
次の仮説がたてやすくなり、
お客様にアプローチしやすくなりますよ…
という例を次回はお話をします。

お楽しみに  (^^ゞ